中国山東省旅行

2010年9月12日 (日)

中国山東省旅行4日目

52 今回の旅行の最終日は青島の観光。
といっても大して見るものはないかも。どうせなら青島ビール工場でも見学したかったのだけれど、ここは見学箇所には含まれていなかった。
54_2 青島はかつてドイツが占領していたので、ドイツの街並などが残っている。海水浴場もあるので、内陸の中国人は海を見に訪れるんだろうな。
56 しかし青島は全体的にもやっている。海がそばにあるせいか?それとも光化学スモックか?昨夜バスで青島入りした時も、青島近くになると空気がどんより淀んでいた気がするし、やっぱり光化学スモッグかな~。
55 そういえば青島~泰安間を移動時に車窓から中国随一の野菜の産地の風景を眺めながら頭に思い浮かんだのは中国の「毒菜」。北京や上海に出荷される野菜はほとんど山東省の野菜らしいけれど、この辺の野菜は毒されていないのだろうか時々妙な色の沼・・・というか水たまり・・・というか池を目にしたのだけれど、あれは何だったんだろう??
とはいえそんな事はおかまいなしの?皆様、途中途中でいろいろ買食いしてたな

帰国便は1時間遅れで出発。飛行機に乗り込んだものの、「理由はわかりませんが中国当局の指示で管制塔から離陸の許可がおりません」という機長のアナウンスが入り機内待機。機長にも理由を言わないなんてさすが中国。離陸の時、やけに立派な小型機が滑走路に止まっていたので、要人の到着と重なったんだろうか??

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2010年9月11日 (土)

中国山東省旅行3日目

32 泰安で泊ったホテルの目の前に結構大きな公園があったので、朝食後の出発までの時間、ちょっと公園内をお散歩。太極拳でもやってるかな?と思ったけれど、誰もやっていなかったな。
34_2 本日はまず、歴代の皇帝が封禅の儀を行った由緒正しい場所という岱廟(泰廟)の観光。
37 封禅の儀とは時の皇帝が、治世の成功を天地に報告するために泰山で行った儀式で、山上に土台を築いて天の神に報告する「封」、山麓で地の神に報告する「禅」の2つからなるそうな。
40 帝王とは天の命を受けて即位したもので、封禅は帝王が天帝と意思が通じていることを示す儀式なのだ。
史実として確認できる最初の封禅は紀元前219年の秦の始皇帝。でも「史記」によればそれ以前にも72人の皇帝がこの儀式を行ったそうな。以後歴代皇帝の多くが訪れた岱廟。
ホントは先にこっちによって、その後泰山に登るのが順当なんだろうけれど、私達は逆回りって事よね。
岱廟の門からは泰山に通じる道がまっすぐ伸びているのだ。
本殿の中央には東岳大帝、泰山の神様が奉られている。この殿内の壁画は宋代に書かれたものらしい。1元支払い本殿の中を見学。
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41 今回の旅行中、何故か子犬をたくさん目撃。中国は狂犬病の予防接種ってしてるのかしら??

33 そして以前は自転車大国だった中国。現在は電動自転車を使用している人がかなり多い。日本より全然安い1万円ぐらいで買えるからと現地ガイドは言っていたけれど、この地域の平均の月給が5万とすると(現地イドいわく)、結構高い買い物じゃないだろうか?29歳の現地ガイドは怪しい日本語を話し、風貌&言動もチンピラ風だったので、いまいち説明の信用度が低いのであった
岱廟観光後はバスで再び5時間近い距離を青島にもどる。
途中、斉国故城博物館、 臨シ古車博物館に立ち寄り見学。
春秋戦国時代の歴史なんてさっぱりわからん
でも斉国故城博物館には、当時の街の模型とか、合戦の模型とかあったので見やすかったかな。
そして臨シ古車博物館はなかなか見ごたえがあった。ここでは1990年に高速道路建設の工事現場から偶然に発見され、発掘された斉国(春秋時代)の殉馬・車馬坑の発掘現場をそのまま見る事ができるのだ。一号抗には戦車十台、馬32頭、二号抗には戦車三台、馬6頭。47

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49ここは貴族の墓だったらしい。2000年近く前、殉死させるために薬を使い生き埋めにされた馬と木製の戦車がずらり。
60 馬具や飾りの貝などもしっかり確認する事ができる。皇帝の墓となればもっと規模も大きいんでしょうが、現物を見たのはここが初めてなので、すごい
中国はこういったものを結構無造作に展示してくれているので見学者にはありがたいよね~。以前ウルムチで見たミイラもすごい発掘品なのにそんな事微塵も感じさせない展示の仕方だったし
発掘現場をそのまま博物館にしているので、ちょっと埃っぽい場所ではあったけれど、ここは今回の旅行のヒット。
57 19時頃、青島のホテルに到着。今日のホテルは一番快適。
58 夕食後、ホテルから徒歩10分程度先にある大きなスーパーまで足を運んでみる。でも到着したらちょうど閉店の時間だった。現地ガイドは22時まで開いているって言ってたのに(-"-)、21時30分で閉店じゃ~ん。ということでスーパーの店員さん達が21時30分と同時にいっせいに退去する光景を目撃。日本じゃあり得ない。そして暗い中、スーパーの外の広場では社交ダンス教室が開かれていた。最近中国では社交ダンスがはやっているそうで、男女の出会いの場が増えたせいで離婚が増えてるらしい。ホントカイナ?

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2010年9月10日 (金)

中国山東省旅行2日目

8 本日の午前中は曲阜の孔子ゆかりの地巡り。歴代皇帝が孔子を奉るために順次拡張してきた孔廟に、孔子一族の生活の場である孔府、そして孔子の墓孔林。まったく興味ないんで見ただけって感じ^^;。
21_3 紀元前551年生まれの孔子は、ギネスブックに世界最古の長い家系図として登録されるぐらい多くの子孫を残しているらしい。曲阜の人口の半分は孔子姓を名乗っているとか。
16 孔林には孔子の墓の他に、孔子姓を名乗る人々が埋葬されているけれど、広大な敷地の中には墓石がいっぱい立っていて、これを見てもいかに子孫が多いかがわかる。お墓参りに来ても迷いそう。
17 ということで、墓石を見るだけのような^^;広大な孔林内の観光は、20元支払ってカートに乗りひと回り。カート代ぐらいツアー代金に入れといてくれればいいのにネ。
でも孔子の直系の子孫は蒋介石と共に台湾に渡ってしまい、現在中国には直系子孫はいないのであった。

9 曲阜にある碑文の石柱の土台は、大部分が亀ではなく贔屓(ひいき)という架空の動物。贔屓とは龍の子供。重いものを背負うのが好きなので石柱を背負っているんだとか。
10 中国人には大尊敬されている孔子だけれど、文化大革命では孔子は封建主義を広めた中国史の大悪人。これらの石柱も倒されてしまったらしい。石柱の後ろには、その後修復されたつぎはぎの跡が残っているのだ。
22 孔府には何故か西太后直筆の「寿」の掛け軸が・・・西太后は悪人という事で中国人には不人気のようだけれど、美しい「寿」の字を書く人だったらしい。ガイドさんの説明の中でやっと知った名前が出てきた^^;。
孔林の近くの路地では、ガイドさんいわく孔子の子孫が絵を売っていた。孔子の子孫?ホントカイナ?ってか、この町では二人に一人が孔子の子孫か^^;。1枚1000円で数人の方がこの絵をお買い上げ。孔子の子孫って言葉に惹かれたのか・・・中国の物価を考えると、この絵が1000円で売れるなんておいしい商売だ~。それより2元で売っていた焼き芋の方がおいしそうだったな。このおばさんももしかして孔子の子孫かも知れないし(笑)。
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朝方は雨も降っていたのだけれど、天気は急回復。曲阜の孔子巡りを開始した頃には雨も上がり、道路は濡れてかなり滑りやすくなっていたものの、傘をさすこともなく観光できてよかった。
23 そして曲阜からバスで約1時間、午後は今回の旅行の私の一番の目的というか、唯一の目的の^^;、泰山観光だ。この頃にはすっかり雨もあがり、空は青空に。ラッキー♪
道教の聖地泰山の標高は1545m。本来なら7000段の石段を下から3時間かけて登ってこそ泰山訪問には意味がある気はするんだけれど、ツアーじゃそんな事はできない。
24 という事で、まずは登山バスに乗り換え約40分、空いている山の裏手のロープウェー乗り場へ向かう。登山バスはきれいな渓流沿いを進んで行く。この渓流沿いには遊歩道も整備されているので、時間があればここもゆっくり歩いてみたいところだ。
ロープウェーに乗りこむと、あとは南天門の高さまでいっきに登ってしまう。眼下には険しい岩場を流れる長い滝等も眺められるこのロープウェーの往復運賃は140元(ツアー込み)。一般の中国人にとっては泰山観光は結構値がはる感じかな?
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とはいえ中国人には人気の観光地。中国人観光客も多いので、上に行くと結構な人出だ。でも下から登ってくる人はそんなに多くはないみたいだな^^;。表の方から登るロープウェーもあるし、中国人はきっと表のロープウェー使うんだろう。
私達はここから約400段?の石段を頂上の玉皇頂まで登って行く。このぐらいの登りなら楽勝。
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途中、いろいろな建物や石碑があったけれど、何が何やら、それらはよく覚えていないな^^;。ここは登る事に意義があるのだ
28 30 玉皇頂からは下界が見渡せ、ここからご来光を拝むのも中国人の間では人気らしい。日本の富士山みたいなものね。

とにかく晴天の中、泰山観光の目的を達して満足。これで後の観光はどうでもいいやって感じ^^;。

31 本日のホテルは昨日とうって代わりとっても良いホテル。一人なのにリビングルームまで付いているお部屋だ。
夕飯はホテルレストランで泰山郷土料理。山東省の中華は際立っておいしいというわけでもなく、微妙^^;。

最近経済発展の著しい中国。とはいえ、中国ってやっぱり今だトイレにトイレットペーパーが備え付けられていないのだ。空港のトイレにも無かったのはちょっと予想外。あるのはホテルかお土産物屋だけ。トイレは中国辺境の地に比較すればずいぶんきれいで普通ではあるけれど、鍵が壊れている確率は高い^^;

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2010年9月 9日 (木)

中国山東省旅行1日目

1週間ほど暇な夏休みが残っていたので、2週間前に突如思い立ち、「山東省ハイライト周遊4日間」というツアーに一人参加する事に・・・このツアーが一番安かったんで
曲阜・泰山・泰安・シ畄博(シハク)・青島を4日間で回るこのツアー、山東省?それって中国のどの辺?ビールで有名な青島は知っているけれど、他の地名は知らないな
という事で申し込む前にネットでざっと検索したところ

21曲阜は孔子の故郷。
泰安は秦の始皇帝を始め、歴代皇帝が封禅の儀式を行なった地で、その中に位置する泰山は道教の聖地である五岳の一つで、その中でも最も尊いとされている地。そういえば泰山に登る長~い階段は写真で見た事があって、一度は行ってみたいと思っていた場所だった。
シ畄博は春秋時代の斉国の都。

つまり、私には全く
興味ない「三国志」あたりの史跡巡りがメインって事か・・・う~ん・・・でもまっ、泰山だけは行ってみたかったし、このツアーでいっかって事で、かなり安易に決定したのであ~る

1 成田から青島へ飛び、そのままバスで曲阜に向かう本日は、丸一日移動で終了。
3 成田から青島までは飛行機で3時間もかからないのに、青島から曲阜までは、途中2回ほどサービスエリアでの休憩を含め、高速道路をバスで5時間の距離なのだ。遠い・・・。やはり中国は広大だ。
山東省は全体的にのどかな雰囲気かな。中国随一の野菜の産地らしく、青島から曲阜に行く間の風景は何の変哲もない畑が続くので、眠くなる(-。-)y-゜゜゜

6 19時前、やっと曲阜のホテルに到着。
今日のホテルはいまいちだな。昔チベットで泊ったホテル並み。特に部屋に備え付けられている水の清浄機、懐かし~。電源は自分で入れるんだけれど、この水、いったいいつの水だろ??水道水はかなり鉄臭かったので、一応歯磨き用には沸かしてこの水を使ったけれど、とても飲む気にはなれない。。曲阜は山東省の中でも田舎町という事なので、この程度のホテルしかないのかな?
5 食事は宿泊ホテルのレストランで孔子一族の伝統料理「孔子府料理」。でも伝統料理というわりには普通の中華じゃないか、これ
おいしい料理もあったけれど、これといって特筆すべき料理でもなかった。

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